自分は、ショートスリーパーだと思い込んで生きてきた。
短時間睡眠で十分なパフォーマンスが出せる人間だと思い込んで生きてきた。
それは幻想だったのかもしれない。
社会人になって、仕事をして、それまで感じていなかった効率の低下に気づいた。
年を経て、体力が落ちただけかもしれない。
なら、体力が落ちていなければ、十全な結果は得られていたのか?
学生故に、それまでの睡眠時間でも足りるようなタスクしか行っていなかったのではないか?
睡眠時間を削り、思考能力の落ちた頭で作業を行い、故に遅延し、
また睡眠時間を削る。
そんな負のループをぐるぐる回っていたのではないか。
もしそうだとしたら、俺は、どのくらいの時間を無駄に過ごしてきたんだろう。