前回に引き続きローマの暦の話題。
現在の英語等の月名にも引き継がれているローマ暦の月名が
どのような由来からつけられたかをまとめた。
Martius
Aprilis
- 愛の女神Aphroditeを由来としている。
Maius
- 豊穣の女神Maiaを由来としている。
Junius
- 婚姻や母性の女神Junoより。
Junoに祝福される婚姻としてJune Brideの習慣があるという説もある。
Quintilis(Julius)
- ローマ暦の頃の名称のQuintilisは5番目の月という意味で、fiveと同根の言葉を由来としている。
- 後にユリウス暦にてJuliusに名称を変更される。
Juliusという月名は、ユリウス・カエサルの名前に由来する説と、
ローマ神話の主神Jupiterに由来する説がある。
Sextilis(Augustus)
- ローマ暦の頃の名称Sextilisは6番目の月という意味で、sixと同根の言葉を由来としている。
- 後にユリウス暦にてAugustusに名称を変更される。 Augustusは、皇帝アウグストゥスに由来する説と、アウグストゥス(究極の神)に由来する説がある。
September
- Septemは7という意味で、sevenと同根の言葉を由来としている。
October
- Octoは8という意味で、eightと同根の言葉を由来としている。
November
- Novemは9という意味で、nineと同根の言葉を由来としている。
December
- Decemは10という意味で、tenと同根の言葉を由来としている。
Januarius
- 物事の終わりと始まりを表す神Janusを由来としている。
由来としている神が終わりと始まりを表しているため、
後に年の始まりの月になったと言われる。
Februarius
- 贖罪を司る神Februusと罪を清める儀式februaが由来。
- サビニ戦争の慰霊のために行われた慰霊祭が儀式の元。 februs(酒を献上する)、februere(浄化する)などのラテン語から名付けられた。